2024年1月2日に起きた、羽田空港でのJALと海上保安庁の航空機が衝突して炎上した事故で、JALの貨物室に預けられていたペットは救出できず、命を落としていたことがわかりました。
この報道を受けて、7人の著名人がペットを貨物扱いにしている現状に異議を唱えています。
この記事では、声をあげた有名人は誰でどんな主張か、ネットの反応などを調査しました。
ペット貨物扱い反対派の有名人7人の声!機内同乗を提案!
JAL機には2匹のペットが預けられていましたが、機体炎上により貨物室の荷物およびペットを、運び出すことは叶いませんでした。
日本ではほとんどの航空会社がペットを貨物扱いにして、飼い主と離れて貨物室に預けられます。
機内に同伴していたら、助けられたのでは?という思いから、ペットの扱いを見直そう!という意見が出ています。
それでは、声を上げた7人の有名人の主張、提案を見てみましょう。
笠井信輔アナウンサー
元フジテレビの笠井信輔アナウンサーは、ニュースを知った妻からの「ペットは大丈夫だったのかしら?貨物室のペットは?」という問いかけをきっかけにペットの安否について気にかけていたようです。
ペットが犠牲になったという報道を受け、1月4日にインスタグラムを投稿しました。
- 事故のJAL機の乗客でペットを失った方のコメントを紹介
- 犠牲者がいたということを受け止めなければならない
- エールフランスはペットを客室に入れられる
- 日本でも試験的に始めることはできないか?
「わたしは、あの旅客機に乗っていました。あの事故で貨物室に乗っていた愛猫を失いました。あの炎の中で何度も叫びました。暗い貨物室で怖かったよね、苦しかったよね。ひとりで逝かせてごめんね。まだ実感が湧かず、涙が止まりません。こんな形で笠井さんにコメントしてすみません。私のような思いをもう誰もしませんようにと祈るばかりです」
引用:ENCOUNT(ペットを失った方のコメント)
この投稿がニュースで取り上げられたことで、様々なコメントが寄せられました。
「ペットを飛行機に乗せなければいい」「客室に入れても緊急時に一緒に逃げることは許されない」「人命よりペットを優先する気?」といったコメントが目立ちました。
「追伸」として「脱出時の乗客の安全など、様々な課題がある事はわかっておりますが 何かそれを乗り越える方法があるのではないかなと、『無理に決まっている』と、決めつけるのではなく今の新しい技術やアイディアで検討していただけたらとそんな思いで、書かせていただきました」と考えを記していた。
引用:スポニチ(笠井アナの投稿部分)
その後の投稿で、スターフライヤーはペット同伴搭乗が可能であることを紹介していますが、緊急時は一緒にスロープを降りることはできません。
結局、置いていかなければならないのです。
ペットの保安ルールや運送約款は、世界基準に則って設定されているので、日本だけがこのような対応をとっているわけではありません!
目の前にいるペットを置いていかなければならない場合、「嫌だ!自分は残る!」という人がでる可能性もあるので、かえって危険な状況になりかねませんね。
事故のことを抜きに考えれば、飼い主のそばにいられることで、動物のストレスは軽減できるはずなので、貨物室よりは断然いいと思います。
スターフライヤーは北九州、福岡、山口宇部、関西―羽田線、福岡―名古屋(中部)、の国内5路線、北九州、名古屋-台北(桃園)の国際2路線に就航しています。
笠井アナは、スターフライヤーの一歩進んだ取り組みを評価し、大手航空会社にも何か方法はないか検討してほしいと投げかけました。
石田ゆり子
石田ゆり子さんも笠井アナの意見に同意しています。
笠井アナのインスタグラムの投稿にコメントする形で、意見を発信しました。
- ペットの機内持ち込みを許してほしい
- 生きている命、家族として扱ってほしい
「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです」と自身の意見を記し、「災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです」と説明。
引用:スポニチ
コメントが多数寄せられましたが、「ペットを思うなら飛行機に乗せないという選択肢を用意すべき」「アレルギーの方もいるのに周りに配慮すべき」「飼い主のエゴでは?」という意見が目立ちました。
動物を愛する石田さんの思いは、ペットも人と同じ命、荷物と一括りにするのではなく、大切な命として扱ってほしいということですよね。
反対意見の芸能人の声については、ペット同乗に異議ありの有名人5人の意見!の記事を参考にしてください。
メンタリストDaiGo
DaiGoさんは、ペット救出できず!のニュース記事を引用し、X(旧Twitter)でツイートしました。
- ペット貨物扱いなんて日本は終わってる
- 海外では機内同伴で膝の上に乗せられる
- 子供抱えて避難できるなら、ペットもできるはず
「本当にペットはかわいそうだし、飼い主はやりきれないだろう。そもそもペットを貨物室に預けなければいけない決まりにしている日本の航空会社が終わってる」と指摘。「海外なら家族同然に膝の上に乗せたり、ペットの席を取れるようになっている国も多い」とつづった。
引用:毎日新聞
「ただ、小さな子供抱き抱えて避難できるわけだから、ペットが膝の上にいて、ケージ抱えて避難はできると思うんですよね。飼い主にとっては子供と同じくらい大事な家族ですから。やりきれないだろうなぁ…」と自身の考えを記した。
引用:毎日新聞
いざという時、ペットを連れて脱出可能という意見ですが、機内の保安ルールにより、そのような行為は認められていません。
DaiGoさんは愛猫家なので、今回のペットの犠牲を見過ごせなかったのでしょう。
もし海外の航空会社で、ペット機内同乗で緊急時も人と一緒に脱出できる仕組みがあるのなら、日本で導入できないか検討する価値はあります。
元乃木坂46 堀未央奈
堀未央奈さんも、1月4日にX(旧Twitter)でペット同伴機実現への思いを語りました。
- ペット同伴専用飛行機ができますように
- 口にすることで未来が変わるかも
- 無理と決めつけず変わろうとする考えを持とう
「やはり…。どうか、動物たちも手荷物扱いではなくシートで一緒に移動できる動物同伴専門飛行機ができますように。この事件を機に、様々な航空会社の皆様、ご検討よろしくお願いします」と今後は、飼い主と一緒に持ち込み可能となる方策を検討することを願った。
引用:東スポWEB
IMALU
IMALUさんは、ペット貨物室積み込み禁止の署名活動に参加したことを表明したことで、関心を集めています。
1月4日にインスタグラムのストーリーズを更新し、この話題を取り上げました。
- 「飛行機のペット貨物室積み込みを禁止しましょう」の署名に参加した
- ペットが亡くなったなら全員助かったとはいえない
- 飼い主も動物苦手な人も安心して乗れるやり方を探すことを願う
「貨物室にいた犬二頭は助からなかったのこと。そのニュースを聞いて、飼い主さんの気持ちを思うと本当に胸が苦しい…本当に人は助かってよかったけど、犬が家族だと思っている自分としては命が全員助かったとは言い切れない…」と思いをつづりながらも「もちろん犬飼ってる方も 犬のアレルギーを持った人や苦手な人 両サイドが安心して乗れるやり方を探すこと願います!」とした。
引用:BIGLOBEニュース
参院議員 須藤元気
参議院議員で格闘家の須藤元気さんは、1月4日にXを更新し、思いを明かしました。
- 犬猫も客室に乗せられるようにしたい
- 他の乗客への対策もとれば可能
「外国の航空会社のように犬、猫も客室に乗せられるようにしたいです。鳴き声や動物アレルギーがある方などの対策をとれば可能だと思います」と海外の対応と比較し持論を展開した。
引用:東スポWEB
梅宮アンナ
1月5日、梅宮アンナがインスタグラムで飛行機搭乗時のペットの扱いについて、意見を発信しました。
- 貨物室に預けることには抵抗がある
- 海外には足元に乗せれる航空会社もある
- 生き物が人間と同じ扱いになってくれる事を望む
- 何かいい方法が新たに生まれたらいいな
- 現状のままなら安易に飛行機に乗せるべきじゃない
「今回の事故を元に、何かいい方法が新たに生まれたらいいとも思います。海外のよい部分を導入したり検討をしたり。。そして現実、現状が変わらないのであれば、どうか、生き物を簡単に飛行機の貨物や、乗り物に乗せる選択はなるべく避けて欲しいなと思います。緊急時には、小さな手荷物さえ置いて行く指示がありますから」と主張した。
引用:ENCOUNT
ペット機内同乗は困るという意見も紹介!
ペットを飼っている人を中心に、ペット貨物扱いに対する改善の声は徐々に増えてきてきます。
しかし、ペットとの同伴搭乗を望まない声も多数あります。
- アレルギーの人はどうなるの?
- 動物苦手な人もいるのに…
- 緊急時に置いてく覚悟あるの?
- 人命救助の妨げになるのでは?
- ペットホテルに預ければ
犬や猫アレルギーを持ってる人への配慮が全くない発言だな。
もし糞尿をした場合も考えるとやはりペットを客室に入れるべきではない。
たとえ、機内に持ち込めたとしても、緊急時には置いていくしか無いのですが…機内に置いていく勇気があるの?
個人的に迷惑です。
犬猫、アレルギーあるし、苦手です。
人間意外は乗せないを逆に徹底してほしいです。
ペットホテルに預けましょう。それが嫌なら旅行を諦めましょう。
私も動物好きだがペットを機内に持ち込んだ事で避難に支障が出て死者が出たらっと考えると安易に賛成出来ない。人かペットか……取捨選択をしなければいけない。
解決策はペットを機内に持ち込むのでは無く、飼い主が一緒に貨物室にいればいい。
まとめ ペットの貨物扱い、機内同乗で意見分かれる!
ペット貨物扱い反対の話題について、複数の有名人が発言していることで、大変注目を集めています。
ペットの飼い主の中でも意見が分かれており、飛行機にペットを乗せるべきではないという意見や、専用機を作ってでもペットを同伴搭乗したいという意見まで、かなり温度差がかなりあります。
ペットを貨物として扱うことに賛否はありますが、人命を最優先にして、安全にフライトするための苦肉の対応といえるでしょう。
すぐに規則が変わることは考えにくいですが、今回の事故を受けて、今後動物たちが安全にフライトできるような環境改善について、議論が進むかもしれません。