JAL炎上事故でペット2匹死亡の原因は2つ!過去のペット輸送死亡事例も調査!

2024年1月2日、新千歳空港発羽田空港着のJAL516便が炎上する事故がありました。

羽田空港の滑走路で海上保安庁の航空機と衝突したことが原因でした。

奇跡的に乗客と乗務員は全員無事救出されましたが、同機に預けられていた2匹のペットが命を落としまったことがわかりました。

この記事では、JAL炎上事故でペットが亡くなってしまった原因と過去のペット輸送の死亡事例を調査しました。

目次
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JAL炎上事故でペット2匹死亡の原因は2つ!

事故発生後、SNSではJAL516便には「ペットは預けられていなかったのかな?」という、心配のツイートが目立ちました。

その疑問に対し、週刊FLASHがJALに問い合わせたところ、以下のような回答があったとのことです。

JAL516便では、2件のお預かりがございました。お預かりしたペットに関しましては、残念ながら救出ができませんでした。お悔やみを申し上げます。

引用:flash

ペットが死亡してしまった原因は大きく2つです。

  • 貨物室に預けられていた
  • 人命優先で助ける余裕がなかった

貨物室に預けられていた

JALには「ペットとおでかけサービス」というペットと一緒にフライトできるサービスがあります。

ペットは機内に一緒に搭乗することが出来ず、飼い主と離れて貨物室に預けられます。(爬虫類、両生類、虫を除く)

引用:JAL ペットをお連れの方

ペットを預ける際、運送中のペットの死傷に関して、その原因が自然的原因(気圧や温度等の変化を含む)、ウイルスや微生物による感染、梱包の欠損にある場合は、JALに責任を問わない旨、同意書にサインします。

事故など外的原因で亡くなった場合の対応について、明確な記載はないようです。

人命優先で助ける余裕がなかった

今回の事故では、機体が激しく燃え上がっていたことから、一人も欠けることなく人命が救われたことは奇跡だと言われています。

貨物室に預けられていた乗客の荷物は、炎上により全損したようです。

荷物全損のお支払いを始めています

引用:ENCOUNT

そんな状況の中、ペットを貨物室から救う余地はなかったのではないかと推察されます。

ちなみに、機内持ち込み可の航空会社(スターフライヤー)もありますが、緊急時はペットを含む手荷物を持っての脱出はできません。身一つでの脱出が決まりです。

今回のような事故の場合、飛行機に乗せた時点でペットの死は避けられなかったということになります。

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過去のペット輸送死亡事例も調査!

ペット輸送による死亡事例は、飛行機事故に限ったことではありません。

残念ながら、年に数件発生しています。

JALはペットの死亡事例について、発生月や動物の種類を公開しています。

出典:JAL 死亡事例について

死亡した原因は、事例によって様々ですが、環境変化によるものが大きいでしょう。

2023年に発生した犬の死亡事例では、JALの対応に不信感を抱き、飼い主がJALを相手に訴訟を起こしています。

身内が病気で大分に向かうことになり、羽田空港から前述したサービスを利用して飛行機に搭乗。しかし、機材故障のため機体変更となり、代替機の搭乗まで約1時間半の待機を余儀なくされた。

クレート(犬用キャリーケース)に入ったポポちゃんは、JALのカートに乗せられて代替機まで移動したが、そのまま炎天下に20分以上置かれていた。

心配になった乗客が代替機に移動する際に、クレートを開けて健康確認と給水をしたいと何度も懇願したが「規則でできない」と断られた。その時点ではポポちゃんはクレートの隙間から手を舐めてくれたが、大分空港に着いて手元にポポちゃんが届けられたときには舌をだして倒れた状態だった。
ポポちゃんを動物病院に連れていったが、熱中症での死亡が確認された。

引用:東洋経済

JALはペットを預かる環境について、ホームページで以下のように記載していますが、炎天下で20分以上置かれたというのが事実なら、JALの対応に問題があったように感じます。

  • 温度、湿度

貨物室内は客室内と同じ温度・湿度となるよう空調管理を行っておりますが、気温や反射熱の影響を受けて高温になることも考えられます。

  • 照明、気圧

飛行中は照明が消え、暗室となります。また気圧に関しては0.8気圧(2,000mの山頂と同程度)となるため上昇中、下降中の気圧の変化で耳の機能などに悪影響を与える恐れがございます。

離発着時や飛行中は機械操作音や風切り音(地上では聞かない音)がします。

この飼い主さんも、今回の炎上でペットを失った家族の方も、飛行機に乗せてしまったことを悔やんでいるでしょう。

しかし、ペットホテルに預けたとしても、絶対に事故が起こらないとは限らないですし、どうするべきだったのかについては、答えがありません。

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JAL炎上事故ペット死亡に関するSNSの声!

JAL炎上事故によってペットが命を落としたことについて、ネットでは様々な意見が出ています。

ペットも同じ命という意見

ペットを人命と同じように扱った場合、全員が救出されたかどうかはわからないですよね。

もし死者が出ていたら、このような議論は少なかったかもしれません。

緊急時は覚悟すべきという意見

覚悟して預けるべき!というのは最もなのでしょう。

ただ、規約に同意してるんだから…というのは、飼い主を責める言葉になりかねません。

こんな風に亡くなることを同意してサインした訳ではないし、無念すぎます。

機内に同乗させるべきという意見

これについては、同乗できる航空会社も、緊急時は持ち出し出来ないケースが多いと思われます。

目の前にいるのに置いていかなければ行けない状況ほど辛いものはないでしょう。

ペット貨物扱いについては、たくさんの有名人が反対の声をあげています。

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まとめ JAL炎上事故はペットを含む貨物室の荷物は運び出せず!

JALの炎上事故により命を落とした動物のご冥福をお祈りいたします。

今回のような炎上事故の場合、人命の救出が最優先されます。

脱出時には、手荷物を持つことは出来ず、身一つで降りなければなりません。

人命を救出したあとで、可能であれば貨物室や機内の荷物を排出する可能性はありますが、今回は大炎上で乗客や乗務員が助かっただけでも奇跡だったので、その余裕はなかったのでしょう。

ペットは家族、命の重さに違いはないという意見もありますよね。

このような事例を受けて、ペットの扱い方が変わっていく可能性もあるかもしれません。

飛行機にペットを乗せる際には一定のリスクがあることを覚悟した上で、搭乗しなければいけませんね。

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