中国語の勉強法をいろいろ試してきたけど、なかなか上達しないと悩んでいませんか?
実は語学教室では教わることのできない、楽しみながら効率よく中国語力を高める方法があります。
それは、中国語の曲をカラオケで歌うこと!!
なぜなら、語学を習得する上で大切なインプットとアウトプットを、歌を聴いて歌うことで実践できるからです。特に、中国語の勉強をこれから始めようと思っている方、勉強に行き詰っている方にオススメの学習方法です
私の夫は、40代で完全初心者から中国語カラオケをはじめて、約半年で中国語の中級相当の語彙力を身につけました。
この記事では、中国語カラオケ歴20年の私が、中国語スキルを上げたい方に向けて、楽しく中国語の曲を歌って、中国語スキルをぐーんと上げる方法を教えます。
・カラオケで中国語が上達する根拠
・勉強につながるカラオケの歌い方
・机上の学習とカラオケの相乗効果
趣味と実益を兼ねた中国語カラオケ。
楽しみながら勉強できるって素晴らしい!
カラオケで中国語が勉強できるってホント!?
勉強=机に向かってとにかくガリ勉!と思っている人が多いですが、実はそんなことはありません。机に向かわずとも、楽しみながら効率よく勉強する方法もあります。
語学習得の一番の近道は「自分が楽しめることをその言語ですること」です。
例えば、漫画が好きな人なら、好きな漫画を中国語で読んでみたり、ゲームが好きな人なら、言語を中国語にしてゲームをやってみる。そうすることで、言語に触れる時間がぐーんと増えます。その中で調べたこと、理解したことは、参考書や語学教室で覚えたことよりも身に付きやすいです。
特にエンタメなどの他国の文化に触れることは、コミュニケーションの材料にもなるし、自分の趣味にもなります。
エンタメの中でも音楽を聴いて歌うことは、耳と目そして口を使うので、語学学習に必要なトレーニングを網羅しているんです。
MVを見ながら、歌を聴いて耳からインプット、歌詞のルビを見て目からインプット、自ら歌うことで口からアウトプットすることができます。
テスト勉強で教科書の単語を暗記するのはすごく大変ですが、曲は何度も聞いていると不思議と歌詞を覚えてしまうし、無意識に口ずさんだりもします。
音楽は何か別の作業をしながらも聞けるし、カラオケだってスマホでアプリを開けばどこでもできるから、場所も時間も選びません。
つまり、中国語習得には「カラオケ学習」がとてもオススメです。
カラオケしながら中国語のトレーニングができるんだね!
通勤や通学中に音楽を聴くことから始めよう。
中国語カラオケで楽しく語学スキルを上げる方法を紹介
しかし、ただやみくもにカラオケを歌うだけでは勉強にはなりません。
カラオケをする際には次の手順で取り組んでみましょう。
- まずは耳コピで口ずさむ
- 歌詞のカナを見ながら漢字を意識する
- 漢字だけを見て歌ってみる
- よく出てくる言葉を意識する
カラオケで歌えるようになるには、まず曲を覚える必要がありますよね。
歌う曲が決まったら、まずはひたすら聴く!別のことをしながらでもいいので、時間を見つけて何度も聴いてみてください。
そして、意味はわからなくていいので、聞こえた通りに口ずさんでみてください。
シャドーイングと同じで、口と耳を同時に鍛えることができます。
MVを見ながら練習すると、曲の雰囲気が掴みやすいですね。YouTubeの公式チャンネルにアップされていることが多いので、動画を検索してみましょう。
曲を覚えたら早速カラオケボックスへ。
DAMやJOYSOUNDでも中国語曲は歌えます。日本語で検索する場合はカタカナで、外国語メニューから検索する場合はピンインで検索することができます。
どちらの方法で検索しても、モニターには、中国語とカタカナの歌詞が両方出てきます。耳コピで覚えた音だけで歌える場合は歌詞は見なくてもOKです。何も見ないと歌詞がわからない場合は、カタカナ(ルビ)を頼りに歌ってみましょう。
カタカナの歌詞は、中国語本来の発音とは少し違って表示されている場合もありますが、慣れるまでは補助的にカタカナを見て歌い進めます。
自宅などでMVを見るときには、漢字の歌詞と音の組み合わせを意識して、曲を聴くようにしましょう。
MVを何度も見て、歌詞がスムーズに出てくるようになったら、再びカラオケボックスへ。
漢字だけを見て歌うことにチャレンジしましょう。デフォルトでは漢字とカタカナの歌詞が両方出てしまいますが、リモコンでルビをOFFにすることで、カタカナの歌詞を消すことができます。
耳で覚えた音を思い出して歌ってみてください。そのとき、漢字の読みを意識しましょう。
YouTubeなどの動画サービスでカラオケバージョン(検索例:曲名 純音楽、曲名 伴奏)がヒットすれば、自宅で練習することもできます。
いくつか曲を覚えてくると、よく見る単語があることに気づくでしょう。それは日常的によく使われている言葉である可能性が高いです。
気になった言葉を、積極的にネットや辞書で調べてみましょう。単語や文法の勉強になりますし、歌詞の意味もわかって歌の表現力も豊かになるかも。
日本のカラオケでも中国語の曲はたくさん入っているよ。
モニターにMVが出ないのがちょっと残念なんだよね!
机上の学習×カラオケの相乗効果は絶大!
耳コピ→漢字&カナ→漢字の順で歌をマスターした時点で、語彙力や文法の下地が出来上がっています。
カラオケ学習では楽しみながら中国語を身につけることができますが、その効果を最大限に引き出すには机上の学習が欠かせません。
語学教室での授業や独学で問題集を解き進める中で、
「この漢字、歌詞で見たような…」
「この言葉、歌にあったような…」
そういう瞬間が必ずやってきます。
カラオケとリンクした気づきが勉強の理解を深めて、次にカラオケで歌った時には歌詞の意味が分かり始める。
このサイクルを何度も繰り返すと勉強がどんどん楽しくなり、中国語スキルがぐんぐん向上していきます。
カラオケ学習のデメリットとして、歌では正しい声調(四声)を捉えにくいという点がありますが、これは机上の学習で簡単に補えます。
カラオケで覚えた単語や表現を、授業や問題集でフォローして落とし込めば、授業で一から単語や文法を学ぶより、はるかに早いスピードで習得できるでしょう。
「この単語はこういう意味だったのか!」
「この言葉の声調はこうだったのか!」
このような“納得感”は心を満たし、次の勉強の原動力になります。
歌詞を思い出したら単語の意味が思い出せたことがあったよ!
HSKなどのテストの場面でも助けられたよ。
中国語カラオケの関連記事はこちら↓↓
まとめ:中国語カラオケで楽しく学んでスキルアップ!
カラオケ学習なら楽しく効率よく中国語スキルを高めることができます。
特に、中国語の勉強をこれから始めようと思っている方、勉強に行き詰っている方にオススメの学習方法です。
私自身もカラオケを通じて、中国語の語彙がかなり増えたし、読み方を度忘れした時など、歌詞を頭に浮かべて思い出すことが多々あります。曲で覚えた単語や文法は、記憶に定着しやすいんです。
カラオケ学習について誤解してほしくないのは、歌うだけでは中国語はマスターできないという点です。
机上の学習×カラオケの相乗効果が語学力をアップさせるので、並行して参考書や授業で勉強することがとても大切です。
初心者からカラオケ学習半年でHSK4級レベルの語彙力を身に付けた男性のサクセスストーリーを紹介しています。
興味がある方は、ぜひ読んでみてください。